WILD HANAIKE vol.01

会期:2025年9月27日(土)・28日(日)
時間:10:30 – 17:00
講師:上野雄次(花道家/アーティスト)
定員 : 5名(各日)
参加費:13,000 円(各日)
ご予約:Peatixイベントページよりご購入ください → https://wildhanaike.peatix.com/view

蔵王の森を歩き、季節の草花と出会う。
いのちを手に取り、静かにいける。

国内外で幅広い表現を続ける花道家・上野雄次氏と共に、蔵王の森を歩き、採取した植物を活ける「花いけ」のワークショップを開催します。
森に溢れる植物たちのいのちを五感で受け取りながら、自らの手でかたちを紡ぐ時間は、
感覚が研ぎ澄まれ、創作に深く没入していくひとときとなります。
ランチタイムには、shimauma kitchenによるヴィーガン&グルテンフリーのヘルシーなランチをご用意。自然の恵みをそのまま味わうひと皿が、森での体験をさらに豊かにします。
また、当日は上野氏が手がけた植物のインスタレーションも合わせてご覧いただけます。

自然の美しさといのちにふれ、つくる喜びに満たされる時間をぜひご体験ください。

*1dayワークショップになります。どちらかご希望の日をお選びいただき、Peatixよりご購入ください
*参加費には講師代+花器レンタル代+ヴィーガン・グルテンフリーのランチ+オーガニックハーブティーが含まれています。
*動きやすく、汚れても良い服装でお越しください。
*会場周辺の小さな森を歩きますので汚れてもよい、歩きやすい靴(スニーカー、トレッキングシューズなど)でお越し(お持ち)ください。子供でも歩ける簡単な森ですのでご心配なく。

【スケジュール】
10:30 集合 @shimauma sanctuary 山形県上山市小倉大森1968-53
10:30-11:30 森で植物採取

12:00-13:00 ランチ 
13:00-16:00 花いけワークショップ
16:00-17:00 振り返りとティータイム
17:00 終了

【持ち物】
・花鋏、剪定鋏(持っていれば/お持ちでなければ貸し出し致します)
・スマートフォン又はカメラ(撮影用)
・花器(基本貸し出し致しますが、いけたい花器をお持ちの方はご持参ください)

上野雄次(花道家/アーティスト)

上野雄次(うえの・ゆうじ)は、いけばなを即興的な行為芸術としてとらえ、命と死、生と空間の接点を探究する花道家・現代アーティストである。
1967年、京都府向日市生まれ。思春期を両親の故郷である鹿児島で過ごし、現在も自身の故郷は鹿児島であると考えている。
19歳のとき、勅使河原宏の竹のインスタレーション作品に強く衝撃を受け、いけばなの世界へと入る。
伝統的な技法と型を学びながらも、当初からその枠を越えた表現──特に現代美術の視点からの花のあり方──に深い関心を抱いていた。
以後、オブジェクト・インスタレーション・空間芸術の領域で「花を使った表現」を展開し、いけばなという言葉の限界と可能性を問い続けている。
1999年より、いけばなのインスタレーションにおいて、日本文化における「見立て」の概念が深く関与していることに着目。
コンセプトを「しつらい」と名づけ、工芸作家の個展会場やライブ空間などの構成を行う表現活動を開始。
多数のアーティストとのコラボレーションを通して、場・花・身体の関係性を構築してきた。 
2011年8月、東日本大震災後の混乱と再生の空気の中で、即興表現の根源的な力を社会と共有する方法として、対戦型ライブイベント《花いけバトル》を創案・主宰(〜2017年)。
その中で上野自身が展開したのが、《Back to Back》スタイルである。
以後も、国内外の展覧会、パフォーマンス、舞台美術、ワークショップ、教育活動を通じて、いけばなを単なる伝統文化ではなく、精神と存在の問いとしての芸術として深化させてきた。

著書に『花いけの勘どころ』(誠文堂新光社)、英語版『Ikebana: The Zen Way of Flowers』(Tuttle Publishing)など。
NHK「あさイチ」「美の壺」などのメディア出演も多数。
近年は軽井沢を拠点に、自然と呼応する場所での創作と、自らのルーツに立ち返るような静かな探究を続けている。

Instagram: @ug_ueno

上野雄次オフィシャルサイト:
https://ueno-yuji.com/

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