photo by Kei Maeda

Living World


植物と、土と、菌類と

shimauma sanctuaryでは6月5日(金)〜 7(日)の3日間、橘田優子(植物染色家/kitta)、ジェローム・ワーグ(シェフ/アーティスト)、向井知(CIMI シェフ)、成瀬正憲(山伏/採集者)を迎えた展覧会「Living World 植物と、土と、菌類と」を開催します。

kitta 衣服の展示・販売と染色ワークショップ、ジェローム・ワーグ×向井知のコースディナー、参加者を交えたお話会で構成する特別な3日間となります。新緑の美しい蔵王で、皆さんのご参加をお待ちしています。


photo by Tetsuya Ito

料理人は、一皿の向こうに里山の風景を思い描いています。

染色家は、植物の色に触れながら社会の輪郭を見つめています。

採集者は、あらゆる存在を対等に捉え、菌糸のような関係の中に身を置いています。

私たちの暮らしは、本来、土や森、川、そしてそこに生きる無数の存在と結びついています。

けれど現代の生活のなかで、そのつながりは少しずつ見えにくくなってきました。
いま里山では、鹿や猪の生息域が広がり、熊の出没も増え、さまざまな生きもの同士の距離が近くなっています。

かつて保たれていた関係のかたちは、静かに揺れ動いています。
私たち自身もまた、植物や土壌、菌類を含む無数の存在とともにある。

その事実に、どのように向き合うのか。

6/5(金)〜7(日)の3日間、蔵王の森に、料理人、染色家、採集者、研究者が集まります。

山を歩き、食材を採ること。

植物から色を染めること。

いのちを料理としていただくこと。

それぞれの営みが重なり合うとき、この世界が分かちがたく結びついたひとつながりの中にあることを思い出します。
新緑の蔵王で、
Living Worldとともに過ごす時間を、ぜひご一緒ください。


【タイムテーブル / ご予約】


6/5(金)

12:00 open

12:00-17:00 kitta展示・販売
18:00-19:00 参加者を交えてのお話し会

19:00-21:30 CIMI コース ディナー(シェフ:ジェローム・ワーグ+向井知)
21:30 close

*CIMI コース ディナー 
11,000円(税込・ドリンク別)
/ 定員10名
ご予約は 以下からお申し込みください↓

https://www.tablecheck.com/ja/cimi-restorant/reserve/message


6/6(土)
12:00 open

12:00-16:00 kitta展示・販売
12:00-16:00 橘田優子の染色ワークショップ「山でいろどる、大地をうつす」
17:00-18:00 参加者を交えてのお話し会

18:00-20:30 CIMI コース ディナー(シェフ:ジェローム・ワーグ+向井知)
20:30 close

*橘田優子の染色ワークショップ+ CIMI コース ディナーのセット 
17,600円(税込・ドリンク別)
/ 定員10名
ご予約は 以下からお申し込みください↓

https://www.tablecheck.com/ja/cimi-restorant/reserve/message


6/7(日)

12:00 open

12:00-16:00 kitta展示・販売、shimauma kitchenのカフェ

17:00-18:00 参加者を交えてのお話し会

18:00-20:30 CIMI コース ディナー(シェフ:向井知)

20:30 close

*CIMI コース ディナー 
11,000円(税込・ドリンク別)
/ 定員10名
ご予約は 以下からお申し込みください↓

https://www.tablecheck.com/ja/cimi-restorant/reserve/message

photo by Kei Maeda

2022年の山形ビエンナーレでの作品制作をきっかけに、縁あって何度も足を運んできた山形。春夏秋冬、それぞれの季節の山形へ沖縄から渡るたびに、新しい発見とささやかな理解が積み重なってきたように思います。中でもこの冬、全てが白に覆われた道を歩き、春に山の胎内から飛び出してくるような草木の勢いを目の当たりにしたことは強烈な印象として刻まれました。今回山形で初めて衣服の展示販売を開催します。

そしてもう一つ、会期中CIMIの作り出す食卓に自然の色を重ねたいと思います。

みんなで布を染めて空間を彩るWS、こちらも是非ご参加下さい。

橘田優子

橘田優子の染色ワークショップ
「山でいろどる、大地をうつす」

大きなシルクの布を山形の自然素材を用いてバンドルダイの手法で染め、その布でCIMIのお料理の並ぶ空間を設えます。

会期終了後、みんなで染めた布を切り分けて、参加者の皆さんにお届けします。

【確認事項】
・kitta展示・販売は予約不要です。各日、ご自由にお越しください。
・染色ワークショップはカセットコンロを使用した作業になりますので、参加可能な年齢は10歳以上とさせていただきます。また、誠に恐縮ですが、参加はコース料理をお一人様分召し上がれる方でお願いしております。小さなお子様連れで参加をご希望の場合は安全面および周囲のお客様への配慮のため、ベビーカーや抱っこ紐をご利用下さい。

・染色ワークショップにご参加の方は、汚れても良い服装、帽子など火除けになるもの、軍手と剪定鋏(又は葉っぱなどを切ってもよい鋏)をお持ちください。
こちらでご用意した大判のシルクカディの布をみんなで染めます。染色後会場に設置し、会期終了後に布を切り分けたものを郵送させて頂きます。

・駐車場は会場側(蔵王ペンション村のパーキング)をご利用ください。

【キャンセル料に関して】

・5日前以降 50%、2日前以降100%を頂戴いたします。
(ただし、代理の方がご参加いただける場合はキャンセル料はかかりません)

【その他の規定】
・天候不良、開催が困難な状況、主催者都合により開催を中止する場合は、全額返金いたします。

【プロフィール】

photo by Kei Maeda

kitta 

沖縄県北部にて植物染料の栽培や採取からデザイン、縫製まで、物が生まれてから土に還るまでを分断のない一つの流れとして捉え、「自然と人を媒介する」というコンセプトを軸に衣服や空間の制作を行なっている。

Instagram : @kittaofficial 

HP : kittaofficial.com


photo by Shoji Onuma

橘田優子(kitta主宰)

兵庫県明石市生まれ。

「どうすれば人は、自然と調和した風景の一部になれるのだろう?」
そんなひとつの問いを発端に、1998年頃から自分が着るための植物染色の衣服を作り始める。
2005年から「kitta」名義での活動をスタートし、2016年の京都安楽寺での個展を皮切りにインスタレーションやアートピースの制作を行う。

2025年からはkittaの活動と並行し、芭蕉布工房の研修生として繊維から始まる布作りを学んでいる。

 

 

photo by Tetsuya Ito

CIMI restorant
人と地球の健康を回復するために、これから私たちは、どう育てられた食材を、どう料理してゆけばよいのだろう。それを考え、みなさんとシェアしていく活動が、CIMI restorantです。
CIMIのメニューは、栄養の完全食として、野菜、豆類、穀物からなるプラントベースのお料理をメインに、その時々で鹿肉や牡蠣といった、日本の自然環境における課題解決の役割を担った食材を使用していきます。

ジェローム・ワーグ

東京で2軒のレストランを営む料理人・アーティスト。サンフランシスコの名店 シェ・パニースで約30年間シェフとして活躍し、食と文化を結ぶアートプロジェクト「OPENrestaurant.org」を立ち上げる。現在は徳島の里山に暮らし、農や生き物との共生を実践しながら、食・芸術・風景を横断する活動を続けている。

photo by Manami Takahashi

向井 知
大阪生まれ。茨城県にある環境NPOで勤務したのち、東日本大震災でのボランティア活動を機に飲食の世界へ。複数の飲食店を経て、自身が大きく影響を受けた〈シェ・パニース〉でのインターンが叶う。帰国後、ジェローム・ワーグと出会い、〈theBlindDonkey〉の立ち上げから参加。「RichSoil & Co.」の新プロジェクトとしてオープンした〈CIMI restorant〉のシェフを務めている。

photo by Kohei Shikama

成瀬正憲(山伏、採集者、日知舎)
山伏修行を重ねながら、大学で人類学や食文化の教鞭をとり、日知舎として月山山麓の山菜やきのこの採集、土地の手仕事の継承をもとにした多様な経済活動を行っている。東北公益文科大学非常勤講師、東北芸術工科大学専任講師。共著に『私たちのなかの自然』(左右社, 2022年)、『思想としてのアナキズム』(以文社, 2024年)など。

photo by Kei Maeda