1day リトリート @蔵王温泉
『ゆとりのYou Treatで湯トリート』
会期:2025年11月22日(土)、23日(日)
時間:11:00-18:30
定員:10名
参加費:16,500円(税込)
【ファシリテーター】
お話 稲葉俊郎(医学博士)
ご飯 manoma(マツーラユタカ・ミスミノリコ)
太極拳 瀬戸けいた(マーシャルアーティスト)
企画 shimauma(岩井天志・アリス恵)
秋が深まる蔵王温泉にて、温泉、体、医療、食を通して、 こころと身体と対話する1dayリトリートを開催いたします。
蔵王温泉は、東北最古ともいわれる「古湯(ことう)」であり、その起源は約1900年前にまでさかのぼります。
日本武尊の東征伝説に登場する温泉としても知られ、古くから人々の身体と心を癒やしてきました。
蔵王の湯は強酸性硫黄泉で、肌を清め、生命を再生させる「蘇りの湯」として親しまれています。
この地の山岳信仰は、かつて修験者たちが命を懸けて蔵王権現を目指した修行の道にも通じます。蔵王の山々は、火と水、雪と霧が交わる霊域であり、人と自然、現世と彼岸をつなぐ“結界”として信仰されてきました。
温泉に浸かるという行為は、単なる入浴ではなく、心身を清め、自然と一体となる再生の儀式でもあったはずです。
現代の私たちにとっても、蔵王温泉はリトリート(retreat)の地としての魅力を失っていません。硫黄の香りに包まれ、山の気配を感じながら湯に身を委ねる時間は、デジタルや情報の喧騒から離れ、自分の内なる静けさを取り戻すための“聖域”になります。
湯上がりには、山形の旬菜を使った「瞑想ご飯」で五感を調え、山の恵みをいただく。
古来の修験道が説く「山は教えの場であり、癒しの場である」という思想が、新たなかたちで蘇ります。
太極拳でゆっくりと身体をほぐし、
蔵王の湯に身を浸し、大地のエネルギーをいただく。
湯けむりの中で、自分の内側に耳を澄ます。
旬の恵みを五感で味わいながら、身体の声と対話し、
これからの“癒しと医療”のかたちを学ぶ——。
それは、ただの休息ではなく、
心身の再生の時間となるでしょう。
大人のための「温泉と食のリトリート」をご一緒したいと思います。
ご参加、お待ちしています。
【今回楽しめる温泉のリスト】
蔵王の日帰り温泉の中からセレクトしました。全て源泉掛け流しの素晴らしい温泉になります。(以下から2〜3軒選び、ご入浴いただきます)
1. 松金屋アネックス
酸性の眺望風呂とアルカリ性の大浴場。全くタイプの異なる2種類のお風呂を同時に楽しめます。
http://matukaneya.jp/hotspring/
2. 蔵王四季のホテル「離れ湯 百八歩」
蔵王の自然を眺めながら入る露天風呂と総木造りの内風呂。乳白色の硫黄泉をゆったりと楽しめます。
https://www.zao-shikinohotel.jp/hanareyu/
3. 源七露天の湯
森の中の自然に囲まれた野趣溢れる露天風呂と豊富なお湯にとっぷり浸かる内風呂を楽しめます。
https://www.zao-gen7.com/
4. 自噴源泉・すのこの湯 かわらや
湯舟の底から温泉が湧き出しているため空気に触れる前の良質なお湯を楽しめます。小さなお風呂なのでお湯に集中し静かに入るのをオススメします。
https://www.kawarayaga.com/
【スケジュール】
11:00 集合 shimauma sanctuary(山形県上山市小倉大森1968-53)
11:15 太極拳のボディワーク
*どなたでも可能な簡単な内容になります。服装もそのままで大丈夫です。
12:00 温泉
各自、好みの温泉をセレクトし、蔵王のお湯をごゆっくり堪能していただきます。車のない方は送迎致します。
15:00 manomaの瞑想ご飯の会 @shimauma sanctuary
*山形の在来野菜をふんだんに使ったお食事をご用意致します。
17:00 稲葉俊郎氏のお話会「これからの医療 〜温泉と身体の関係〜」
18:00 振り返り
18:30 閉会
【持ち物】
温泉用のタオル、バスタオル
【お申込み】
メールアドレスten@shima-uma.co.jp(shimauma/岩井)まで
タイトル:『ゆとりのYou Treatで湯トリート』参加申込
と題して以下1〜5を本文に記載し、お申込みください。
お支払いは当日現地でお願いします(現金、各種クレジットカード、PayPay払い可能)
1. 参加日
2. 氏名
3. 人数
4. 連絡先電話番号(複数の場合は代表者)
5.食材のアレルギーのある方は記載
【キャンセル料について】
・開催7日前まで:キャンセル無料
・開催6日前〜3日前:参加費の50%をキャンセル料として頂戴いたします
・開催2日前〜当日/無断キャンセル:全額頂戴いたします
【ファシリテータープロフィール】
稲葉俊郎 いなば・としろう
1979年熊本生まれ。医師、医学博士、作家。東大病院循環器内科助教、軽井沢病院(2022-2024年、病院長)を経て、2024年現在、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科 特任教授。東北芸術工科大学客員教授を兼任(山形ビエンナーレ2020,2022,2024芸術監督)。医療と芸術と福祉の統合の場の実践と研究を行う。古来の湯治場をアップデートするシン・湯治(マインド風呂ネス、湯トリート)を探求する。
【単著】『いのちを呼びさますもの』(アノニマ・スタジオ) 、『いのちは のちの いのちへ』(2020年)(アノニマ・スタジオ)、『からだとこころの健康学』(2019年、NHK出版)、『いのちの居場所』(2022年、扶桑社)、『ことばのくすり』(大和書房)(2023年)、『山のメディスン」(ライフサイエンス出版)(2023年)
【共著】『見えないものに、耳をすます ―音楽と医療の対話』(アノニマ・スタジオ)2017年(大友良英×稲葉俊郎)など多数。
toshiroinaba.com
manoma マツーラユタカ・ミスミノリコ
2019年まで東京で活動ののち、マツーラユタカの地元である山形県鶴岡市に夫婦で移住。
カフェ&セレクトショップ「manoma」を営む。
東京時代、マツーラユタカは料理研究家の2人組ユニット「つむぎや」として活動するかたわらライター稼業も。ミスミノリコは、暮らしの装飾家・ディスプレイデザイナーとして、ショップのディスプレイや日々の暮らしに取り入れられる手作りの楽しさを提案。
移住後は、鶴岡市内にmanomaというカフェ&ギャラリーをオープン。二十四節気にあわせた季節のごはんをお出ししたり、これまで培ったご縁を生かして、ものづくりの作家やアーティストなどをお招きし、うつわや生活道具、アートの企画展、ワークショップなどを通して、暮らしを豊かにする「体験」を届けている。
「感覚をひらく」ことをテーマにした瞑想的な食体験のワークショップも全国各地で行っている。
瀬戸けいた せと・けいた
東北芸術工科大学 美術科 准教授・マーシャルアーティスト。
大学において、アートコミュニケーション・コミュニケーションデザインの研究を行う傍ら、中国・日本に伝わるマーシャルアーツ(武芸)を修練している。特に太極拳は11歳から学んでおり、自身の長女が選手として所属する太極拳教室では、ジュニアコーチとして、長く子どもたちの指導を行なってきた。はじめて経験する参加者でも、心身の調整法として、アイスブレイクの一手法として、太極拳を活用できること。さらに、緩やかな呼吸と動きによって、自分自身に内在する「生命としての美」を意識することができること。これら長年の活動で得た知見をもとに、誰もが楽しめる新しいプログラムをデザインし、現在アシスタントの半澤凪とともに、一般市民向けの講座も山形市内で開講している。
setokeitar.wixsite.com/setokeitar/taichi
© 2025 shimauma sanctuary
